【働き方改革を宣言して30万円、制度導入&利用実績で最大80万円。合計最大110万円(東京都限定)ー第1回エントリー受付:5月10日(木)10時~15時】
いつもの繰り返しになりますが、現在日本政府は「働き方改革」と銘打って法改正を初めとする施策に取り組んでいます。
そのような中、少なくない地方自治体でも「働き方改革」に関連した様々な取組が行われていますが、今回東京都にて関連する新たな奨励金(助成金)が発表されました。
概要は以下の通りです。
1.奨励金の主な内容
① 働き方改革宣言をして30万円
※宣言のためには以下の工程が必要です
1 長時間労働の削減、年次有給休暇等の取得促進に向けた問題点の抽出
2 原因分析及び対策の方向の検討
3 目標及び取組内容の設定(働き方改革宣言書の作成)
4 社内周知
② 【働き方の改善】または【休み方の改善】に定める制度を導入して最大40万円(①の宣言をしたことが前提)
※例:フレックスタイム制度を導入→10万円
年次有給休暇の計画的付与制度を導入→10万円
③ 導入した制度の運用実績があれば最大40万円(一制度につき10万円)
2.対象事業者
・都内で事業を営む企業等(個人事業主も可)
・常時雇用する労働者が2人以上(雇用保険被保険者であること)かつ6か月以上継続して雇用していること
・申請時に就業規則を作成して労働基準監督署に届出を行っていること等、その他要件あり
3.留意事項
・エントリーの日時が決まっており、予定者数を超える応募があった場合は抽選となること(1,000社で打ち切り)
・事前エントリー後申請可能となった企業(キャンセル待ち企業も含む。)は、申請までの期間において東京都が実施する研修に参加する必要あり(所要時間1時間半程度)
・宣言企業承認後、都が派遣する専門家による巡回・助言を受けなければならない(1~2時間程度)
4.第1回エントリー受付
平成30年5月10日(木)10時~15時
※以後、7回に分けてエントリーを受け付けます。
先日もご紹介しましたが、今後年次有給休暇の付与が義務化される予定など、働き方、休み方の改善は、今後絶対に避けられない課題となります。
後になって慌てるよりも、国や自治体が積極的に後押ししている今の内に制度を整えてはいかがでしょう。