本日は最近自分が読んだ本の紹介をいたします。
今回読んだ本はこちら。
「とにかく仕組み化 -人の上に立ち続けるための思考法-」
過去にもブログで安藤広大さんのシリーズ本を読んで紹介させていただきましたが、今回は3部作目になります。
※ 1部作、2部作の内容も気になる方は、是非こちらをご覧ください。
「リーダーの仮面 -「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法」
「数値化の鬼 -「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法-」
3部作になる本書は、将来社長や組織を回すリーダーを目指す人、部下や後輩に成長してほしい人などにオススメします。
皆さんにまず伝えたい事、それは「リーダー≠カリスマ」という事です。
本書ではカリスマをリーダーと呼ぶのではなく、優秀な組織を作る事が出来る「代わりの利く人」をリーダーと呼んでいます。
真のリーダーは組織の歯車となり組織を回す仕組みを作ることで、優秀な組織を構築して大きな結果を残します。
では、皆さんが想像する優秀な組織とはどういう組織ですか?
ここで言う優秀な組織とは「優秀な人が不在でも機能する組織」を指します。
なので本書は、優秀な組織を作る為の「仕組み」を作り、それをみんなが守ることで大きな結果を残す事を意図として書かれています。
・優秀な組織にするにはどう仕組みを作っていけばいいのか?
・優秀な組織を作ることができる人(真のリーダー)を育成するには?
今回はこの内容について簡単に紹介いたします。
組織を優秀にする仕組みを作るには2つのポイントがあります。
1.成長したい人が成長できるようにすること
例を挙げると、「〇〇はあの人に許可を取らないといけない」のような暗黙の了解を作ってはいけません。
上昇志向の人はやりたい事ができずに不満が溜まり、組織を去ります。
こうして残るのは上昇志向の無い人だけになり、組織は停滞します。
組織全体を成長させる為には、成長したい人に合わせる必要があります。
2.責任の所在を明確にすること
これは「責任は持たないけど、いつもこうやっているからこうしなさい」と言う人が出現するのを防ぐ事が目的です。
評価基準や責任の所在を明確にして、その責任の中で権利を与え、もっと必要なもの(時間や権限)があったら適度に要求してもらい、目標達成を促すことで、組織を優秀にする仕組みを作る事ができるのです。
結果を出す人を生み出すには2つのコツがあります。
1.危機感
自分がライバルより仕事の成果が劣っているという事実を認識させて、危機感を生ませます。
そして明文化された仕組みで評価指導し、何を改善すればいいのか教える事で、努力すればその危機感から抜け出せるという危機感を作ります。
2.競争環境
「自分でもできる」と思わせ、上手くできなかったら出来ている人から学ぼうと思うような仕組みを作り、競争できる環境を整えます。
競争に負けてしまっても、明確な評価基準があるので納得して受け入れる事で急成長できますし、成果を上げる事が出来なくても長期的な目線で見るとキャリアを形成していく事が出来ます。
部下や後輩の成長を考える時は、「一人でどこでも生きていける」「どんな組織でも働けて結果を残すことが出来る」という点を意識して長期的に育っていくことを信じる事が大切です。
本書では上記の内容を含め、優秀な人材を育成し会社に結果をもたらす仕組化の「5つのプロセス」をご紹介しています。
気になる方はぜひ読んでみて下さい。
(響)