雑談力を鍛えてみてはいかがですか?

 

こんにちは。

 

皆さんは自分のコミュニケーション能力に自信がありますか?

 

最近とある本を一冊読みました。

 

今回は「雑談力が上がる話し方 -30秒で打ち解ける会話のルール-」という本をご紹介したいと思います。

 

なぜこの本を手に取って読もうと思ったのかと言いますと、

 

「英会話には何万円もお金をかけるのに、なぜ日頃の会話を磨かない?」と書かれた何気ない看板を目にしたからです。

 

この言葉を見て「確かに。」と妙に納得し、気づけば本を手に取っていました。

 

普段何気なく話している「雑談」は自分の人生において、最も身近な存在です。

 

「雑談力」を鍛えて自分の武器にすれば、コミュニケーション能力が向上します。

 

コミュ力が身につくと、プライベートや仕事が充実。

 

自分が関わる人脈の輪も大きく広がり変化しますし、今以上に人と話す事や日常生活も充実する事でしょう。

 

良い事しかないですね。

 

 

今回本を読んで、印象深く残った内容3つをご紹介します。

 

 

1.「雑談は中身がないことに意味がある」

 

私たちが使う会話には、「用件を伝える会話」と「それ以外の会話」の2種類あります。

 

雑談は用件を伝える会話をスムーズにする為の場の空気を作る地ならし的な役割をしています。

 

「雑談=中身のない無駄話」は間違っていないですが、「雑談=必要のない話」というのは大きな間違いなのです。

 

今思い返してみると、学校で授業が面白く人気の先生方の殆どが、授業の本題に入る前に学生たちと雑談をしていた事に気が付きました。

 

雑談は「中身が無い」からこそする必要があるのです。

 

 

2.「雑談に結論はいらない」

 

一般的に男性よりも女性のほうが雑談が上手いという話は有名です。

 

女性の会話は、話題にまとまりや一貫性が無い事が多く、話に結論が無いのが特徴的です。

一方で男性は、雑談にある程度のところで話を締めに入って結論を出したがる傾向にあります。

 

結論にたいして異論や反論を唱えると雑談ではなくなり、議論になってしまいます。

 

  • 無理に話をまとめようとしない。
  • 抽象的、一般的な結論を出さない。
  • オチを作らずにどこまでも引き延ばしていく。
  • 結論に至る前に話題を変える。

 

これが雑談を広げる、続ける秘訣になります。

 

 

3.「いや」、「しかし」は禁止。まずは肯定、同意から。

 

興味のない話や嫌いなことでも肯定で答える、同意することが大前提。

 

自分の好き嫌いとかは一先ず置いといて、どんなものからも良さを見つけようと努力すること。

 

それが話題を増やして良好な人間関係を築くための重要なスキルになります。

 

 

 

まだまだ沢山内容が書いてありましたが、今回は個人的に意識しておくと良いなと思った内容をピックアップしてみました。

 

著者本人による実体験や具体的な例、気づきやスキルも書かれいてすごく分かりやすかったです。

 

「雑談力は人が社会を生き抜いていく力である」

 

本書を通して、コミュニケーションツールとしての「雑談」がいかに重要なのかを良く理解する事ができました。

 

個人的には、「すぐに雑談力が上がる本」というよりも、「雑談・コミュニケーション」に対するハードルを下げてくれる本だと思います。

 

雑談は中身が無くていい、無い事に意味がある。

結論は無くていい、内容より行為に意味がある。

 

雑談に対してすごくポジティブに考えれるようになりました。

 

今後は積極的に話して雑談力も磨いていこうと思います。

 

 

人間関係に悩んでいる方やコミュ力に自信が無い方に是非オススメします。

 

 

 

 

(響)