先日の記事では、男性の育休「義務化」の動きについてご紹介しました。
では現在の男性の育休取得率はいったいどれくらいなのでしょうか。
ちょうど今月4日、厚生労働省は「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」を公表しました。
この調査は男女の雇用均等問題に関わる雇用管理の実態把握を目的に、毎年実施されているものでして、速報版では男女の雇用均等問題に関する調査項目について取りまとめられています。
これによると、育児休業取得者の割合は、
女性:82.2%(対前年度比 1.0ポイント低下)
男性:6.16%(対前年度比 1.02ポイント上昇)
ということで、男性の育休取得率は東日本大震災の影響で東北の一部の県の統計が取れなかった平成23年を除けば、平成22年以降毎年増加していることになります。
いまだ低水準でゆっくりとした動きとは言え、この流れは今後も続くことでしょう。