社労士PAKの労務日記

日本のどこかで開業中の社会保険労務士PAKです。お役立ち情報をちょろちょろとお届けします。

出生時両立支援助成金

 ここ数回の記事は男性の育児休業に関する記事でした。

 

 事業主の方の中には、「そうはいっても男性社員に育休取らせる余裕なんかないよ」という方も少なくないはずです。

 

 しかしほんの少しだけ頑張って、子どもが生まれた男性社員にたった数日間の育児休業を与えることによって助成金が貰えるとなるとどうでしょう?

 

 今までの記事でもご紹介したように、現在男性の育児休業取得率は6%強に過ぎません。国はこの数字をもっともっと高めたい。

 そこで数年前から登場したのが《両立支援助成金~出生時両立支援コース~》です。

 

 この助成金は、男性社員が育児休業や育児目的休暇を取得しやすい職場づくりに取り組み、実際に男性の育児休業や育児目的休暇の利用者が出た事業主に支給されます。

 

 この助成金が良いのは、助成金支給の要件となる育児休業の期間が、中小企業ならたった5日間で良いというところです。

 しかも育児休業期間というのは会社の休日も含まれますので、例えば週休2日の会社であれば、当該2日を含めた5日間、つまり実質的には3日間の休業でも要件を満たすことが可能です。

 

 受給できる額も一人目の育休取得者で57万円(最大72万円)と中々高額です(以後2人目以降は育休の取得日数によって受給額が変わります)。

 

 5日間の育児休業を与えることにより、従業員にもその家族にも喜んでもらえ、会社も助成金が貰えて、まさに三方よしとは思いませんか?

 

 こういった助成金は国がある程度目的を達成すると要件が厳しくなったり、額が下がったりします。また効果が無い、役目が終わったと判断すれば助成金自体が無くなることでしょう。

 

 男性の育児休業取得率は今後も上昇していくことは間違いありません。どのみち今後対策を立てなければならないのなら、他社に先駆けて推進していくことにより従業員満足度を上げつつ助成金も受給するのも悪くないのではないでしょうか?

 

 助成金に興味のある方はお知り合いやお近くの社会保険労務士にご相談ください。

 

※助成金を受給するためには他にも様々な要件があります。詳しくは相談された社会保険労務士にお尋ねください。

f:id:paktong:20190621142243j:plain