昨年12月、一般社団法人日本能率協会が『部課長400人アンケート「組織活力とマネジメント意識調査」』の結果を発表しました。
それによると、
1.自身がマネジメントしている部・課については、7割以上が「活気がある」と回答。
2.日頃のマネジメントの悩みは「特定の人に仕事が偏る」が4割強。
3.日頃マネジメントで心がけていることは、「責任は自分でもつこと」「部下育成をすること」「部下の仕事ぶりをよく見ること」
4.自分自身が身に付けたい能力・資質は、「コミュニケーション力」「統率力」「コーチングスキル」
5.部下に身につけて欲しい能力・資質は、「チャレンジ精神」「積極性・主体性」「コミュニケーション力」
6.風通しが良いと思う企業の第1位はGoogle、第2位にソニー、サントリー、Apple
とのことです。
部課長ら自身、最も欲しい能力・資質がコミュニケーション力というのが興味を惹きますが、いつの時代も生じる世代間の相互理解の不足、またインターネットやSNSの発達に伴い直接的なコミュニケーションが取りづらい現代の特徴を表しているのかもしれません。
一方、部下に身につけて欲しい能力・資質の上位も、「情報収集力」や「交渉力」などのいわゆるスキル的な能力でなく、仕事に対する姿勢や態度が上位なのも特徴です。
「部下」にあたる人や、就職活動中の学生さんは意識してみてはいかがでしょうか。
ちなみに風通しが良いと思う企業第1位のGoogleはダントツのトップ当選で、企業イメージの良さが窺えます。