最近は街でシェア自転車に乗っている人をよく見かけるようになりました。
特に都心では車の方が時間がかかることもよくあることで、サラリーマンなどちょっと取引先までお出かけするにはちょうど良いのだと思います。また、新型コロナの影響もあり電車にあまり乗りたくないという心理も拍車をかけているのかもしれません。
自転車のみならず、自動車のシェアリングも広がっており、私の周囲にも自家用車は買わず家族でのお出かけもカーシェアリングで済ませている友人もいます。
そんな中、私が最近ちょくちょく利用するのは傘のシェアリングです。
突然の雨や、帰宅時の降雨にコンビニでビニール傘を購入し、いつの間にか家の傘立てがビニール傘だらけ、というのは多くの人が経験しているのではないでしょうか。
駅で無造作に捨てられていたり、忘れられている傘を横目にしながら、もったいなさや資源の無駄遣いに心を痛めながら自分もまたその原因となる行動を繰り返す。
そんな日々に終止符(までは大袈裟ですが)を打ってくれるサービスがこちらの『アイカサ』です。
自宅最寄りの駅に初めて設置されたときはあまり関心が向きませんでしたが、傘を持たないある日の帰宅時、またビニール傘を買うのも何となく悔しくて利用してみました。
その時はLINEを利用して登録、傘についてるQRコードを読み込んで、暗証番号が送られてきたらそれを入力して傘オープン!って感じでしたが、今は専用アプリから傘が保管されている設置台のQRコードを読み取るだけで傘のレンタルも返却も可能となっています。
最初にクレジットカードの登録などをするのは多少面倒でしたが、もちろん一度登録してしまえばその後はQRコードを読み取るだけなのでノーストレスです。
当初のやつ。傘自体のQRコードを読み取るとLINEでパスワードが送られてきます。QRコードの下のダイヤルを合わせると傘オープン。ダイヤルが組み込まれている分、柄の部分が太くてちょっと持ち辛かったです。
今はこんな感じ。設置台にあるQRコードを読み取るとロックが外れて傘を取り出せます。
駅の改札内や、駅周辺の飲食店などの店先に設置されています。もちろん専用アプリで設置場所の検索も可能。
傘の模様も結構おしゃれ。
私が普段利用している鉄道の駅には基本的に設置されており、都心であれば主要な駅には大方設置されている感じです。
もちろん返す場所はどこでも構わないので行きは傘持ち、帰りは手ぶらということも可能です。
一回70円というリーズナブルな価格もうれしいです(1か月280円で借り放題となりますが、そんなに突然の雨に直撃することもないかと・・・)。
現在は関東を中心に、岡山県と福岡県にて稼働しているようですが、全国的にも同様のサービスはどんどん広がるのではないでしょうか。
アイカサを店頭に設置することで雨の日の集客効果も狙えると会社では謳っています。当面は駅近などに限られるかもしれませんが、ゲリラ豪雨など不安定な天候が続く昨今、興味ある事業主の方は検討してみてはいかがでしょうか。