高騰する初任給

 学卒者の初任給が高騰しています。

 

 東京労働局の調べによると、今春入社した学卒者の初任給は大卒の専門・技術職は21万1500円、事務職は20万3000円。1000人以上の大規模事業所が低下傾向を示すなか、規模計では全職種が前年結果を上回り、0.7~1.8%伸びているとのことです(中位数20万8千円)。

 

 更に労働新聞社(https://www.rodo.co.jp/)が 令和2年3月卒業見込みの大学生を対象に企業が提示している求人初任給の水準を調べたところ、前年と比較可能な企業の単純平均が全調査職種で更に上昇していることが分かったとのことです。

 営業系は対前年比3803円増の23万3091円、技術系は同3693円増の22万178円。

 

 高校新卒者の初任給に関しても同様に上昇し、前年比1.2%増の17万5千円となっています(東京労働局調べ)。

 

 近年の人手不足が初任給上昇に顕著に表れていると言えるのでしょう。

 

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