やっぱり4月は値上げラッシュ。またまた値上げの話で申し訳ありません。。。
本当に我々の生活はどうなるのか、ため息しか出てきません。。。
さて今回の値上げは『子ども子育て拠出金』です。
従来より厚生年金に加入している企業には、従業員個々人にかかる社会保険料とは別に、『子ども子育て拠出金』というものが上乗せされて社会保険料が徴収されていました。
『子ども子育て拠出金』は、児童手当などの国や地方自治体による子育て支援に関する費用に充てるため、社会保険料と一緒に企業等から徴収しているものです。
その金額は、社会保険料の計算の基礎となる標準報酬月額及び標準賞与額と呼ばれるものに、一定の拠出金率を掛けることにより算出されています。
もしかしたら気付いていなかった事業主の方もいらっしゃるかもしれません。
さて今回、「子ども・子育て支援法施行令の一部を改正する政令」が制定されることによりこの拠出金率が上昇することになりました。
具体的には「1000分の2.9」から「1000分の3.4」への上昇となります。
例えばお給料30万円の従業員を10名雇っている会社の場合、
今までは
「標準報酬月額30万円×拠出金率0.0029×10名=8,700円」
を毎月企業が負担していたものが、今後は
「標準報酬月額30万円×拠出金率0.0034×10名=10,200円」
の負担となり、1,500円の負担増となります。
従業員の数や給与が増えればそれだけ拠出金も当然高くなるわけで、それなりの数の従業員を抱えている企業では小さくない負担となりそうです。